小説派と自己啓発本派について考えてみる

読書

あなたは小説派?自己啓発本派?

あなたは普段どんな本を読んでいますか?

僕は本を読む方は大きく「小説派」と「自己啓発本派」に大別されると思っています。周りの知人や友人を見ていても偏った読書傾向の人が多いです。僕自身は小説派を自称していましたし、以前は自己啓発本をほとんど読みませんでした。こんなこと書くと失礼かもしれませんが自己啓発本は読んだら一時的にやる気の出る栄養ドリンクくらいの認識で、自己啓発本を読み漁っている人を白い目で見ているような時期もありました。

しかし最近は職場の方に勧められたり、YouTube等で知った自己啓発本も読むようになって、少し食わず嫌いだったかなという反省もしたので、今日は改めて小説と自己啓発本の違いについて自分が考えたことを書いていきたいと思います。この記事でお伝えしたいのはそれぞれの良いところを知って自分の読書スタイルを作ろうということです。皆様のよりよい読書生活のお役に立てると嬉しいです。

なぜ読書傾向に偏りがでるか

さて、まずはなぜ読書傾向に偏りが出るかということについて書いていきたいと思います。結論から言うと偏りが出るのは「どのように本を捉えているか」に違いがあるからです。

本を読む方はの多くは娯楽目的の他に「本を通じて自己成長がしたい」という思いがあるかなと思っています。読書は本を通じて自分の知らない世界を見ることができるため、読者に自己成長の機会を与えてくれます。この自己成長の考え方が読む本に偏りを作っているのではないでしょうか。僕は自己成長の考え方には大きく二種類あると思っています。それが「追体験派」と「知識習得派」です。

物語や経験の追体験が目的(追体験派)

追体験派は本を読むことで、筆者の書く物語や経験を擬似体験することを目的とします。限りある人生の中で一人の人間が経験できることには限りがあるため、自身が経験できないことは本当にたくさんあります。しかし、本を読むことで自身の知らない世界を知ることができたり、物語の主人公を通じて新しい世界を追体験することができます。追体験派の人は読書を通じた「人格形成」に関心を持たれている方が多い印象です。

新たな知識や視点の獲得が目的(知識習得派)

一方で知識習得派は本を読むことで新たな知識や視点を習得しようとします。本はメディアの中でも非常に信頼性の高いのが特徴です。しっかりとした根拠や取材等によって作られているので、専門家が発信する価値のある情報に触れることができます。なかなか一人で生きていると気づかない視点だったり、知識を得られるというのも読書をすることで得られる効用ではないでしょうか。知識習得派はすでに解決したい課題があり、その解決策を本に求める傾向が強いかと思います。

目的意識の違いが読書傾向の違いを生み出す

読書傾向の違いが出るのは、意識しているかしていないか関わらず、目的意識が先程あげた二つのどちらに寄っているかで別れてくるのではないかと思ってます。前者の追体験派は小説を多く読む傾向にあり、知識習得派は自己啓発本などを多く読む傾向にあるのだと思います。本をどのようなものとして捉えているかで読む本が変わるというのが僕の見立てです。

では、小説と自己啓発本にはそれぞれどんな特徴があるのでしょうか。それぞれの良いところ悪いところを知って上手く良い部分を活かして頂ければと思います。

小説のメリットとデメリット

小説のメリット

能動的な読書ができる

小説の良いところは能動的な読書体験がしやすいことだと思います。主人公や筆者と同じ視点にたち物語を追体験するというのは小説ならではの強みです。やはり、なにか身につけるためには自身で考え納得するというプロセスが重要です。物語の追体験はこうしたプロセスを読者に提供してくれます。後述しますが自己啓発本は答えだけ提示する傾向にあるため受動的な読書になりやすいです。

エンタメ要素が多く飽きない

エンタメ要素があり読み進めやすいというのも小説の強いところです。本好きの方は時間を忘れて読書に没頭した経験のある方も多いのではないでしょうか。やはり読書を続けるうえではある程度の楽しみも必要です。難しい専門書ばかり読んでいると読書自体にハードルを感じるようになってしまします。そういった意味でも小説は読書のハードルを下げてくれるため継続しやすいのが特徴です。

小説のデメリット

その本にどんなことが書かれているかわかりにくい

小説は大体のストーリーについては想像できますが、その本から自分がなにを学べるかというのは未知数であることが多いです。読んでみたけどあまり学ぶことがなかったなという本も結構多く、なにか本から吸収したいと思っている方にとっては物足りないなと思う本も多いです。

好きな本ばかり読んでしまうこともある

小説を読んでいるとどうしても好きな作家さんやジャンルに偏ってしまうことはないでしょうか。小説を読むことが多いと文体だった作風で好き嫌いが出てきてしまう方も多いのではないかと思います。悪いことではないのですが、こうなってしまうと無意識のうちに視野がせまくなり、良書との出会いを妨げてしまう可能性があります。

自己啓発本のメリットとデメリット

自己啓発本のメリット

目的意識を持った読書ができる

小説とは対照的に自己啓発本は自分の目的にあった本を選ぶことができます。例えば「仕事のスピードを速くしたい」と思えば、テーマにあったタイトルの本を選べばそのテーマについて学ぶことができます。解決したい課題があってそのことについて学びたいと思えば小説よりも自己啓発本のほうがより効率的に知識を吸収することができるでしょう。

ポイントがまとめられている

ポイントがまとめられているというのも自己啓発本の強みの一つです。その道の専門家や成功者が特定のテーマについてまとめてくれているのでエッセンスを素早く学ぶことが可能です。なかなか小説だとストーリーがあってのものなので、エッセンスが散ってしまっていることが多いです。

自己啓発本のデメリット

受動的になりやすい

小説は能動的に読めると書きましたが、自己啓発本は受動的な読書になりやすいです。というのも筆者の方が整理したある種「解答」のようなことが書かれているため読者は受け身になりやすいからです。なにかを身につけたいと思ったら自身の頭で考えるプロセスは必須です。自己啓発本はただ読んでいるだけだと、そのプロセスを省略しがちなので読んだことをすぐ忘れてしまうということも起きがちかなと思います。

偏った視点の本もある

自己啓発本の中には筆者の方の価値観に基づく本も多いです。特に自身の成功体験について書かれた本などは、成功者の方が後日談として書かれているものもあるので、果たしてそれが本当の成功要因だったのか判断するのが難しいですし、人はそれぞれ違う生き物なので、筆者のやり方が読書の方に合っていないということも往々にしてあります。僕はホリエモンの本が好きなのですが、あれはホリエモンだから上手くいっているのであって自分がこうしようと思って読んではいません。上手く自身にあった読み方をするようにしましょう。

まとめ

今日は独断と偏見で「小説派」と「自己啓発本派」が生まれる理由について書いてきました。本を読むという行為は娯楽としても自己成長のためにも素晴らしいことだと思っています。世の中には小説、自己啓発本含め素晴らしい本がたくさんあります。皆さんもぜひ食わず嫌いせず広い視点で本を読んでみてください。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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