資産運用はいくらから始められるの?必要な貯金額について解説!
今回は資産運用に必要な貯金額について解説します。資産運用はお金のある人がやるイメージが強いと思います。しかし、お金がない人ほど、お金に働いてもらう必要があるのもまた事実です。
しかし、自身の貯金を全て運用してしまうと、まさかの事態が起きたとき対応することができませんよね。ある程度は現金を保有しておかないと、まとまった支出があるときにせっかく投資したお金を取り崩してということにもなりかねません。
では、資産運用はどのくらいの貯金ができたら始めることができるのでしょうか。本日は資産運用に向いたお金とそうでないお金について解説し、いくらくらいあれば資産運用を始められるか解説していきたいと思います。
資産運用に向かないお金を知ろう!
運用可能額を把握するうえで、大切なことが運用に向いたお金と運用に向かないお金を知ることです。お金の色分けをするうえで大切な考え方が二つあります。
- 突然の怪我や病気に備えられているか?
- 長期的な運用が可能なお金かどうか?
基本的にはこれら二つのお金を確保しておけば、それ以外のお金は運用に回してしまって構いません。それでは具体的に見ていきましょう。
6ヶ月分の生活費
まず、現金で持っておくべき、代表的なものが生活費です。これは日々の生活を支える土台となるため必ず現金で確保するようにしましょう。
現金は投資の世界では不利な資産とされています。月々の収支がプラスの方であれば特段、現金で保有する意味はないのですが、やはり怖いのが突然の収入減や病気・怪我です。
突然、収入がなくなってしまった場合は自分の貯蓄を取り崩す必要がありますので、6ヶ月分の現金は手元で確保するようにしましょう。
なぜ、「6ヶ月」かというと、病気や怪我、突然の失業があったとしても、生活を立て直す期間としては十分であるというのが理由です。この期間が長いと感じる方は3ヶ月程度に短縮してしまっても大丈夫です。
あくまで「6ヶ月」という期間はひとつの目安ですので、自身の職種や健康状態に応じて、ご自身が安心できる期間の生活費を現金で確保しておくようにしましょう。
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5年以内に使う予定の特別支出
次に今後5年以内に支出する予定のものがあれば、なるべく現金で確保しておきましょう。
ここでいう支出には生活費は含みません。結婚式費用や、車の購入資金、リフォーム代等の一時支出など確実に支出を予定しているものを言います。
これらの支出を現金で確保すべき理由は、運用期間を長く取れないからです。資産運用は期間が短いほど成績の振れ幅が大きくなり、長期になると運用成績が安定してきます。
従って、近い未来で支出を予定しているものについて運用してしまうと、望まないタイミングで解約せざるを得ない事態が発生しかねません。
そのため、運用期間がある程度長期で取れない部分は現金で確保、あるいは債券運用や元本が保証されたもので持つことをオススメします。
保有財産-運用に向かないお金=運用可能額
基本的に上記で解説した下記のお金以外は運用して問題のないお金となります。
- 6か月分の生活費
- 5年以内に想定される支出
この金額は生活水準や家族構成によって異なってきますので、ご自身の置かれた状況に応じて計算してみてください。とはいえ、特に若い方だとなかなかこの金額を貯めることは難しいと思います。まだ資産がない人は「3ヵ月分の生活費」を貯めることから目標にしてみてください。
さあ資産運用を始めてみよう
いかがだったでしょうか。本日は「いくらあれば資産運用を始められるか」というテーマで解説してきました。資産運用を検討する上で大切なポイントとは運用に向いていないお金を知ることです。
運用に向かないお金は大きく二つで「6ヵ月分の生活費」と「5年以内に想定される支出」です。基本的にこのお金以外のお金がその人の「運用可能額」になります。
とはいえ、このルールを完全に守ろうとするとなかなか運用は始められないと思いますので、お金がなかなか貯められない方は、この考え方を理解したうえで「3ヵ月分の生活費」を貯めることを目標にしてみてください。
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